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今が旬!菜の花の美味しさをもっと引き立たせる法則とは

今が旬!菜の花の美味しさをもっと引き立たせる法則とは

まだ寒い2月から春の野菜が少しずつお店に出てきています。冷たい風が吹いていても、雪がチラチラしていても(春が近いんだな)と嬉しい気持ちになると同時に冬の間に重たくなったような気がする体をなんとかしなくちゃ!と焦りも感じます。(冬は溜めこんで太るのよ)と半ば開き直って過ごしてきたけれど冬もいつかは終わりがくるのでこのままという訳にはいかない・・・。

そこで、春の味覚を楽しみつつデトックスができる菜の花を食べてはいかがでしょう?

菜の花について

”菜の花”と”なばな”

実は、“菜の花”という特定の植物は存在しなくてアブラナ科アブラナ属すべての花の総称だそうです(「農林水産業HP “消費者の部屋”から)。
なばなもアブラナ科アブラナ属の品種で花をつけている時には“菜の花”と呼ばれることが一般的で私たちが菜の花だと思って手にしているのはこれです。店頭のパッケージをよく見ると「なばな」と書いてあることもあります。
花が咲いた後にできた種を絞って作るのが菜種油です。

デトックス効果があるの?

菜の花の味の特徴といえば“苦味”。私は小さい頃は菜の花が美味しいとは思いませんでしたが、大人になってからこの苦味を味わえるようになりました。
この苦味の正体は植物性アルカロイドというもので老廃物を外に出す解毒効果があります。植物が害虫から身を守るために持っている微量の毒素だそうですが、私たちが食べる程度の量を摂取しても人体には影響がないと言われています。

菜の花の栄養は?

デトックスで不要なものを排出する一方で、菜の花を食べるとどんな栄養を取り込めるのでしょう?
まず、ベータカロテンが豊富です。βカロテンは体の中に入るとビタミンAに変換されて髪の毛や皮膚を健康に保ったり視力を保ったりします。春になると皮膚のトラブルや髪の毛がパサついたりするのでβカロテンは是非積極的に取りたいところです。
そして菜の花にはカリウム、カルシウム、鉄などのミネラルも沢山含まれています。カリウムも塩分を体の外に出してむくみを解消してくれますし、カルシウムや鉄は骨を丈夫にしてくれます。

菜の花とうま味食材を組み合わせて

菜の花の食べ方

菜の花を使う料理でポピュラーなのがお浸し、からし和えなどの和のメニューです。
菜の花は2分程度茹でれば柔らかく食べられて、茹でてから小鉢に、からし和えに、おみそ汁にと幅広いメニューに活躍します。ほんのりとした苦味はあるけれど強い個性がある野菜ではないので合わせる食材を選ばずに使えますし、さっと茹でた後に炒めても美味しく食べられます。期間限定の旬の野菜なので色々なメニューで楽しみたいものです。
今日はソテーした菜の花の美味しさをさらに引き出す一皿をご紹介します。

菜の花に何を合わせましょう?

菜の花のお浸しに醤油、菜の花とからしを和える、みそ汁に菜の花を入れる、これらの料理の共通点は「菜の花に味がしっかりしている調味料を合わせる」ことです。2つの食材を合わせる時に弱い味の食材と強い味の食材を合わせると、そのコントラストが美味しさを引き出し合います。スイカに塩をかけると美味しくなるのもこの原理によるもの。
醤油、からし、みそ・・を見ると塩味の相性が良いことが分かりますので、カリカリに炒めたベーコンを合わせてみましょう。塩味だけではなくベーコンには熟成された肉のうま味もぎゅっと詰まっていますからうま味調味料としてとても優秀です。
カリカリに焼くことで菜の花と食感のコントラストも作れます。

菜の花のソテー カリカリベーコン

材料

菜の花  一束
ベーコン 2枚
オリーブ油 大さじ1
日本酒 大さじ1
酢     大さじ1/2
しょうゆ  小さじ1

※ 菜の花は黄色い花がついていないもの、まだ蕾の状態のものが美味しいです。

菜の花の茹で方

1. 茎が長い場合は茎と蕾がついている部分を切り分ける。
2. 塩分濃度1%のお湯をたっぷりと沸かして茎からお湯に入れ、1分~1分半してから蕾の部分を入れ、30秒したら水を入れたボウルに入れて一気に冷ます。
3. ザルにあけて水気をしっかりと絞る

※ 濃度1%の塩分は、水1リットルに対して塩小さじ2です。
※ 青い葉を茹でる時は塩を入れたお湯を使うと緑色が鮮やかになります。
※ 茹であがったら一気に冷やすとキレイな緑色を保つことができます。鍋からザルにあけるだけだと予熱で菜の花に火が通って葉の色がくすんだ緑色になってしまいます。

作り方(とっても簡単)

1. 器に菜の花を盛りつける。
2. ベーコンを5~7mm幅に切る。
3. フライパンにオリーブ油をひき、ベーコンを入れて弱火でじっくりとカリカリになるまで炒める。
4. 菜の花の上にベーコンを散らす。
5. フライパンに酒、酢、しょうゆを入れて混ぜ、弱火で温め、沸騰してきたら火をとめて菜の花とベーコンの上から回しかける。
→ 火を通すことで酒のアルコール分を飛ばし、酢の酸味を和らげてしょうゆの香りを立たせます。

※ ベーコンを炒めたフライパンにはベーコンのうま味が溶け出しているので、油を捨てずに酒、酢、しょうゆを加えます。
※ ベーコンの上からさらにゴマをふりかけると風味が増して美味しさアップ

島根県江津市のお料理教室から

ココットキッチンスタジオは料理、パン、お菓子が学べる料理教室です。
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