一年中、いつ食べても美味しいハンバーグ。フライパンの上でジュウジュウと音を立てて美味しそうな香りを周りに広げる焼きハンバーグもいいけれど、お肉の中まで味がしみ込んだ煮込みハンバーグもたまりません。ソースの水分を含んだハンバーグはふっくらと柔らかく、肉汁が溶け込んだソースも旨味たっぷりなのでとことん美味しさを堪能できます。
煮込みハンバーグも最初にハンバーグを焼いてからソースの中で煮込む方法がポピュラーですが、焼かずに煮込む、お鍋じゃなくてグラタン皿に入れてオーブンで煮込む、ついでに1度に3つの味を作っちゃおう、という欲張りスピード煮込みハンバーグを紹介します。
ハンバーグ、英語ではHamburg Steak
由来はモンゴル、ドイツ、ハンブルグで現在の形に

ハンバーグはドイツ北部の都市、ハンブルグ生まれ、タルタルステーキを元にした料理と言われています。タルタルステーキは生の牛肉を細かく刻んで香辛料で味や風味をつけ、真ん中に卵黄を乗せた料理なので確かにハンバーグと似ています。タルタルステーキの“タルタル”はモンゴル帝国を意味するタタール人で騎馬民族のタタール人は軍用の馬を最後は食用としていたので筋肉質の馬肉を細かくカットして食べていたそうです。ヨーロッパでは馬は家畜であって食用ではないため牛肉や豚肉を使い、生肉ではなく火を通す料理にし、玉ねぎを入れ、つなぎのパン粉や卵を入れて円形にまとめて現在のようなハンバーグになったのがハンブルグだそうです(一般社団法人 日本ハンバーグ・ハンバーガー協会HPより)。
移民と共にアメリカに渡ったハンバーグは“ハンブルグ風ステーキ”(Hamburg Steak)と呼ばれるようになりました。確かに、アメリカでメニューにHamburgとは書かれてはいなかったような・・と思い起こします。アメリカのレストランでハンバーグを注文する時は「Hamburg Steak」と言いましょう。
日本でもちょっと高級な洋食店のメニューには「ハンバーグ・ステーキ」と書いてありますよね。ハンバーグにグラッセしてツヤツヤのにんじんや生クリームのような滑らかなマッシュポテトが添えてある特別な料理として登場します。
上記地図は”オルタナティブブログ”より。
移民と共にアメリカに渡ったハンバーグは“ハンブルグ風ステーキ”(Hamburg Steak)と呼ばれるようになりました。確かに、アメリカでメニューにHamburgとは書かれてはいなかったような・・と思い起こします。アメリカのレストランでハンバーグを注文する時は「Hamburg Steak」と言いましょう。
日本でもちょっと高級な洋食店のメニューには「ハンバーグ・ステーキ」と書いてありますよね。ハンバーグにグラッセしてツヤツヤのにんじんや生クリームのような滑らかなマッシュポテトが添えてある特別な料理として登場します。
上記地図は”オルタナティブブログ”より。
3色ハンバーグ

1度の料理で3回楽しめる
グリコのキャラメルのキャッチコピー「1粒で2度美味しい」の1つ上をいく「1つで3度美味しい」煮込みハンバーグを作ります。3種類の味を楽しむのに超スピード料理で私のお気に入りの一品(いや3品)です。
市販のソースで煮込まず作る
煮込みハンバーグなのに“煮込まない”とはこれ如何に?
ポイントは2つあります。
1つ目は市販のトマトソースを使うこと、2つ目はオーブンで焼くことです。
市販のトマトソースはもう煮込み済みです。これを使えばソース作りの時間が要りません。ここではカゴメの「基本のトマトソース」を使います。
このトマトソースを3つのグラタン皿に分けていれ、このソースにスパイスやトッピングを追加して3種類にしていきます。
ポイントは2つあります。
1つ目は市販のトマトソースを使うこと、2つ目はオーブンで焼くことです。
市販のトマトソースはもう煮込み済みです。これを使えばソース作りの時間が要りません。ここではカゴメの「基本のトマトソース」を使います。
このトマトソースを3つのグラタン皿に分けていれ、このソースにスパイスやトッピングを追加して3種類にしていきます。
3つの味を考える
イタリア風、インド風、韓国風の3種類を作ってみます。ハンバーグ本体に3つの味をつけるのではなくソースに味をつけます。
イタリア風はトマトソースにパプリカパウダーを加えて混ぜ、チーズを乗せて完成。もし、茹で野菜を作ってあれば、にんじんやブロッコリーを添えると彩りが華やかになります。
次にインド風。トマトソースにカレー粉を入れましょう。これだけでは芸足らずなので何を足そうかな・・? と思いついたのがインド料理に頻繁に登場する豆。インドにはベジタリアンが多いためたんぱく質を摂るために豆を食べる人が多くて豆の種類も豊富です。見た目も可愛くなるミックスビーンズを入れてインド風の完成。
最後に韓国風。トマトソースに韓国唐辛子を入れます。韓国唐辛子は見た目こそ真っ赤で「辛そう~」とビビリますが甘みやうま味があってそれほど辛くはありません。あと何を足しましょうか? そうだ、韓国のりにしよう。 味や風味だけではなく、目にも楽しめますし、簡単に作れます。
トマトソースをベースにしているので完全に異なる3種類の味に作り上げることは出来ませんが、イタリア、インド、韓国の特徴をつかんでそれを如実に表せるスパイスや食材を足すと個性をもった一皿を作ることができて毎回飽きずに食べられますよ。
イタリア風はトマトソースにパプリカパウダーを加えて混ぜ、チーズを乗せて完成。もし、茹で野菜を作ってあれば、にんじんやブロッコリーを添えると彩りが華やかになります。
次にインド風。トマトソースにカレー粉を入れましょう。これだけでは芸足らずなので何を足そうかな・・? と思いついたのがインド料理に頻繁に登場する豆。インドにはベジタリアンが多いためたんぱく質を摂るために豆を食べる人が多くて豆の種類も豊富です。見た目も可愛くなるミックスビーンズを入れてインド風の完成。
最後に韓国風。トマトソースに韓国唐辛子を入れます。韓国唐辛子は見た目こそ真っ赤で「辛そう~」とビビリますが甘みやうま味があってそれほど辛くはありません。あと何を足しましょうか? そうだ、韓国のりにしよう。 味や風味だけではなく、目にも楽しめますし、簡単に作れます。
トマトソースをベースにしているので完全に異なる3種類の味に作り上げることは出来ませんが、イタリア、インド、韓国の特徴をつかんでそれを如実に表せるスパイスや食材を足すと個性をもった一皿を作ることができて毎回飽きずに食べられますよ。
材料

(グラタン皿3つ分)
合挽肉 240g
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
ナツメグ 少々
パン粉 15g
牛乳 大さじ4
玉ねぎ 1/4個
卵 1/2個
トマトソース 約300ml
<イタリア風 >
パプリカパウダー 少々
スライスチーズ 1枚
<インド風>
カレー粉 小さじ1/2
ミックスビーンズ 50g
< 韓国風>
韓国唐辛子 小さじ1
のり 3切り 1枚
ごま油 適量
塩 適量
※ 基本のトマトソース缶は295gです
※ キユーピーのサラダクラブ ミックスビーンズは1袋50gです。
※ 海苔のサイズは規格で決められていて一番大きな“全形海苔”が約24cm x 22cmです。3切りは全形を縦に3分割した大きさで約6.6cm x 19cm。海苔の包装パッケージに“3切り”と表記されています。
合挽肉 240g
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
ナツメグ 少々
パン粉 15g
牛乳 大さじ4
玉ねぎ 1/4個
卵 1/2個
トマトソース 約300ml
<イタリア風 >
パプリカパウダー 少々
スライスチーズ 1枚
<インド風>
カレー粉 小さじ1/2
ミックスビーンズ 50g
< 韓国風>
韓国唐辛子 小さじ1
のり 3切り 1枚
ごま油 適量
塩 適量
※ 基本のトマトソース缶は295gです
※ キユーピーのサラダクラブ ミックスビーンズは1袋50gです。
※ 海苔のサイズは規格で決められていて一番大きな“全形海苔”が約24cm x 22cmです。3切りは全形を縦に3分割した大きさで約6.6cm x 19cm。海苔の包装パッケージに“3切り”と表記されています。
下準備
1. パン粉を牛乳に浸しておく
2. 卵をよく溶きほぐしておく
3. オーブンを220度に予熱する
2. 卵をよく溶きほぐしておく
3. オーブンを220度に予熱する
作り方

1. 玉ねぎをみじん切りにする。
2. トマトソースを3つのグラタン皿に分け入れる。
イタリア風 パプリカパウダーを2振りくらい加えてよく混ぜる
インド風 カレー粉を小さじ1/2加えてよく混ぜる
韓国風 韓国唐辛子を小さじ1加えてよく混ぜる
→ どのお皿がイタリア風なのか、インド風なのか、韓国風なのかわかるようにしておきましょう。
3. 合挽肉を冷蔵庫から出してボウルに入れる。塩、こしょう、ナツメグを加え、利き手で合挽肉を摑んでは離す、“グー・パー”して少しほぐれたら手でつかんでボウルの中をグルグルと回す。片手で収まらない肉の量なので2周くらい回したら手からこぼれた肉を集めてグルグル回す。少しすると肉からしみだしてきた脂でボウルの底がうっすら白くなる → 肉に粘りが出てきた目安。
4. 玉ねぎのみじん切り、牛乳とパン粉、溶いておいた卵を加えてさらに混ぜる。
5. ボウルの中で合挽肉を3等分に分け、円形に整え、両手の間でキャッチボールのように肉を移動させて空気を抜く。
6. 3つのグラタン皿に肉を入れる。
イタリア風にはスライスチーズを乗せる
インド風にはミックスビーンズを半分乗せる
韓国風には何も乗せない
7. 予熱をしたオーブンに入れて20分焼く。
8. 焼いている間に海苔にごま油を塗り、塩をかるく振ってフライパンで温める。片面1分~1分半程度。焼きすぎると海苔の色が悪くなるので注意。1.5cm程度の幅にハサミで切る。
9. オーブンからハンバーグを出す。
イタリア風は完成
インド風には残りの半分のミックスビーンズを乗せて完成
韓国風には焼いた海苔をかけて完成
※ 焼いている間にミックスビーンズがソースの中に沈んでしまうので半量をとっておいて焼き上がりにハンバーグの周りに散らすと可愛い盛りつけになります。
2. トマトソースを3つのグラタン皿に分け入れる。
イタリア風 パプリカパウダーを2振りくらい加えてよく混ぜる
インド風 カレー粉を小さじ1/2加えてよく混ぜる
韓国風 韓国唐辛子を小さじ1加えてよく混ぜる
→ どのお皿がイタリア風なのか、インド風なのか、韓国風なのかわかるようにしておきましょう。
3. 合挽肉を冷蔵庫から出してボウルに入れる。塩、こしょう、ナツメグを加え、利き手で合挽肉を摑んでは離す、“グー・パー”して少しほぐれたら手でつかんでボウルの中をグルグルと回す。片手で収まらない肉の量なので2周くらい回したら手からこぼれた肉を集めてグルグル回す。少しすると肉からしみだしてきた脂でボウルの底がうっすら白くなる → 肉に粘りが出てきた目安。
4. 玉ねぎのみじん切り、牛乳とパン粉、溶いておいた卵を加えてさらに混ぜる。
5. ボウルの中で合挽肉を3等分に分け、円形に整え、両手の間でキャッチボールのように肉を移動させて空気を抜く。
6. 3つのグラタン皿に肉を入れる。
イタリア風にはスライスチーズを乗せる
インド風にはミックスビーンズを半分乗せる
韓国風には何も乗せない
7. 予熱をしたオーブンに入れて20分焼く。
8. 焼いている間に海苔にごま油を塗り、塩をかるく振ってフライパンで温める。片面1分~1分半程度。焼きすぎると海苔の色が悪くなるので注意。1.5cm程度の幅にハサミで切る。
9. オーブンからハンバーグを出す。
イタリア風は完成
インド風には残りの半分のミックスビーンズを乗せて完成
韓国風には焼いた海苔をかけて完成
※ 焼いている間にミックスビーンズがソースの中に沈んでしまうので半量をとっておいて焼き上がりにハンバーグの周りに散らすと可愛い盛りつけになります。
島根県江津市のお料理教室から
ココットキッチンスタジオは料理、パン、お菓子が学べる料理教室です。
作り慣れた定番のごはんをもっと美味しく作るために意外と忘れられている「基本」、新しい味の世界をのぞいてみる「好奇心」、日頃の疑問や悩みの答えを見つける「発見」の3つを大切にしています。
島根県のちょうど真ん中あたりに位置する江津市にある古民家のキッチンスタジオで一緒に「美味しい」を見つけませんか? 浜田市、大田市、邑南町からも食いしん坊の皆さんにお越し頂いています。
ぜひ一度、足を運んでみてください!
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