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ピーマンに詰めるのは肉だねだけじゃない。これならもっと簡単です。

ピーマンに詰めるのは肉だねだけじゃない。これならもっと簡単です。

安くて一袋に沢山入っていて栄養豊富!いいことづくめのピーマンは今が旬です。

苦味があるためピーマン嫌いな人も結構いますが、甘味、酸味、塩味、うま味と並んで苦味は「五大基本味」と呼ばれるほど重要な味覚です。コーヒーは苦味を楽しむ飲み物だし、チョコレートだって甘いだけではなくビターチョコレートも奥深さがありますよね。

ピーマンはミネラルやビタミンがバランスよく含まれていて暑さでダメージを受ける夏に積極的に食べたい野菜。簡単に美味しく食べられる料理をご紹介します。

ピーマンとパプリカ

ピーマンの英語名はpepper

ピーマンもパプリカもナス科トウガラシ属の野菜で、先日のブログで紹介した獅子唐と同じトウガラシのグループに入っています。トウガラシのグループのうちピーマンはシシ群、パプリカはベル群という品種になるのだそうです。
ピーマンという名前は英語ではなくフランス語のpiment(ピマン)という唐辛子を意味する言葉からきているとか。ピーマンの英語はpepperつまり“唐辛子”。sweet pepper、またはbell pepperと呼ばれることもあります。原産は南米で、アメリカに渡ってからより大きくて肉厚な品種に改良されました。
明治時代にアメリカから日本に紹介されたものの、日本の家庭に普及したのは第2次世界大戦後の食糧難、野菜不足の時代です。栽培しやすくて栄養豊富な野菜として重宝されました。

一方、パプリカもsweet pepperと呼ばれることがありpaprikaはハンガリー語です。
パプリカの原産国も南米です。コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、ハンガリーで栽培品種が作られたそうですが、当時はピーマンのように小さくて平べったい野菜だったとか。 ヨーロッパ各地に広まってから現在のようなパプリカに徐々に改良されたのだそうです。

品種がいっぱい

ピーマンもパプリカも色、形、甘みなどが違う品種が沢山作られています。
今日はピーマンのレシピ紹介ですので、ピーマンについてご紹介しましょう。

緑ピーマン 一般的に私たちが“ピーマン”と言えばコレ!という流通しているもの
赤ピーマン 緑ピーマンが熟して赤くなったもので、青臭さが少なくなり甘みが増している。
カラーピーマン 赤ピーマンも含まれるが、ほかに黄色、オレンジ色のピーマンがある。
こどもピーマン 小ぶりだが肉厚で甘みのあるピーマン
長ピーマン 形はホルン形と呼ばれる細長い形をしているピーマン。赤やオレンジ色もある。
バナナピーマン 長さ10~15cmと細長いピーマンでバナナのような形をしている。熟すと黄緑からクリーム色、赤色へと変わる。肉厚で甘みがある。
フルーツピーマン 小ぶりでピーマン臭がなく甘くてみずみずしさがある。「アナスタシア」「セニョリータ」「ぱぷ丸」などの品種がある。アナスタシアはロシアの研究所で作られたもので赤、緑、黒の2種類があり、糖度が強い。

こんなに沢山の品種が作られているとは驚きです。島根県では普通のピーマンとカラーピーマン(1袋に3色セット)ぐらいしか見かけないし、東京に住んでいた時にも気づきませんでした。それぞれ、どんな味がするのか食べてみたいです。

(参考元:旬の食材百科、農林水産省、Wikipedia)

ピーマンのはんぺん詰め

ピーマンの空洞を利用する

ピーマンを使う料理は“炒める”と“煮る”が多いですよね。ピーマンのもつ苦味が主張しすぎずに味のアクセントになったり味を引き締めたりするので好まれるのだと思います。煮込み料理でも炒めものでも相手の食材を選ばずにわりと何とでも合うのもピーマンの強み。
“炒める”、“煮る”シリーズの次に多いのがピーマンに詰める料理です。最もポピュラーなのは挽肉を詰めた“肉詰め”ですが、細かく刻んだ野菜とチーズを合わせて詰めたり、豆腐ごはんじゃがいも、と色々な食材を詰めたりするレシピが紹介されています。

確かに、どーんと空洞になっているピーマンを見ると何か詰めたくなるのが人情というものかも知れません。ピーマンより大きいパプリカなら詰め甲斐がありそう。

今回はパパっと一皿、としてご紹介する料理ですので詰めるのははんぺんです。茹でたり、混ぜたりせずに切ってそのままピーマンに押し込んじゃえばOK!
その代わり、トッピングを工夫して飽きないように、見た目もちょっぴり華やかにしました。こちらも、様々な食材をそのまま乗せるだけなので下ごしらえは不要です。

材料(2人分)

ピーマン 4個
はんぺん 1枚

(ソース)
マヨネーズ 大さじ1
牛乳 小さじ1
食塩 少々
こしょう 少々

パン粉 適量

トッピング(お好みで)
パセリ
青のり
黒ごま
パプリカパウダー

※トッピングとして、カレー粉、ピザ用チーズなども美味しいと思いますが、はんぺんは塩分の多い食材なので少なめに乗せることをおすすめします。

作り方

1. ピーマンは縦半分に切り、種とワタを除く。
2. はんぺんをピーマンの大きさに合わせて切る。
   ※ピーマンの大きさが揃っている場合ははんぺんを8等分に切り、2切れずつピーマンに詰めます。あまりにもピーマンからはんぺんがはみ出す時ははんぺんを適度にカットしてください。
3. ボウルにマヨネーズ、牛乳、塩、こしょうを合わせてよく混ぜる。
4. ピーマンの内側に3の半量をスプーンで塗り、はんぺんを乗せる。残りの3を塗り、パン粉をふる。
5. お好みでパセリ、青のり、黒ごま、パプリカパウダーなどをふる。
6. オーブントースター、またはオーブンで焼き色がつくまで焼く。

※ 今回は知り合いの自家菜園で育ったピーマンを頂いたので大きさが実にマチマチ。1つ1つの空洞の大きさを見ながらはんぺんを切って詰めました。
※ 今回は180℃のオーブンの上段に入れて6分間焼きました。食材に火を通すのが目的ではなく焼き色をつけるのが目的なので上段に入れてください。オーブンの火力は機種や使用年数、また同じ機種でも個体によって違うので焼き色をチェックしながら時間を調整してください。
※ オーブントースターの温度はワット数に依存します。500ワットで約180℃、800~1000ワットで約80~230℃だそうです。ご自宅のオーブントースターのワット数によって時間の目安をつけてください。

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