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茹でるだけ!なのに、ちょっとしたご馳走おうちフレンチ

茹でるだけ!なのに、ちょっとしたご馳走おうちフレンチ

暑さ疲れに負けないように体力をつけるには肉を食べるに限る・・・は1つの考え方です。動物性たんぱく質には良質なアミノ酸が豊富に含まれているので筋肉を作って体の代謝を促進してくれます。 ただ、毎日、肉ばかり食べるのではなく、時には魚も食卓に並べませんか? 簡単でおなかがいっぱいになるサケを使った一皿をご紹介します。

サケについて

サケとマス

一口にサケといっても、シロサケ、ギンザケ、ベニザケ、サクラマス、トラウトサーモン等と呼び名が色々あります。日本では
サケ = 海で獲れる大きなもの
マス= 淡水で獲れる小さなもの
と大雑把に分けられているそうです。なぜ大雑把なのかというと、昔から種類がよくわからないうちに名前をつけたからだそうです。
シロザケ以外を鱒と呼んでいたけれど、鮭のほうが高級感があるので「鮭」と名前をつけて売り込んだり、地方によって獲れる時期で呼び方が違うこともあり、きちんと分類ができていないのが現状なのだとか。

私たちが食べているサケはどこから?

日本がサケを最も輸入している国はノルウェー。北海でサケが元気よく泳いで沢山獲れるのではなく、養殖です。
2番目に多く輸入しているのはチリで、こちらも養殖。そしてチリに養殖技術を教えたのは日本です。日本で養殖するよりコストが安いためにはるばる地球の反対側でいって養殖産業を作ったそうです。

「チコちゃんに叱られる」でも取り上げていましたが、天然のサケにはアニサキスという寄生虫がいます。胃壁や腸壁にかみついて激しい腹痛を起こすので生では食べられません。養殖のサーモンにはアニサキスがいないので生食OK、すしネタでも大人気。

サケの栄養

サケは栄養の宝庫でビタミンはA、C、D、E、そしてB群からはB1、B2、B6、B12。そして、不飽和脂肪酸のDHAとEPAも豊富です。DHAは子供の脳の発達に重要な役割を果たしていると言われ、神経の発達にも関係しています。EPAは血液の粘度を下げてサラサラにしてくれるので動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の予防につながります。
特におススメなのがアスタキサンチン、抗酸化作用があります。サケの赤い身はアスタキサンチンの色素で、海老やカニ、鯛などにも含まれています。アスタキサンチンの抗酸化力はビタミンCの6000倍ビタミンEの1000倍と言われるので非常に高い効果があります。

サケとじゃがいものバター添え

茹でれば出来上がり

サケのメニューは結構いろいろあります。塩焼き、ホイルに包むちゃんちゃん焼き、醤油バター焼き、ムニエルなど。
ご紹介するサケとじゃがいものバター添えは茹でて作ります。というか、茹でるだけの料理です。
茹でるだけで美味しくなる料理の立役者はバター。サケもじゃがいももぐんと美味しくしてくれて風味もアップ。疲れてカロリーを取りたい時はバターを多めにつけ、あっさりとした味にしたい時はちょっとにして塩を軽くふる、バターにパセリを混ぜる、にんにくパウダーを混ぜる等の工夫をすると体調や気分に合わせて味を作ることができます。

材料 2人分

サケ(生食用)150~200g
じゃがいも 2個
塩 少々
黒こしょう 少々
無塩バター 40g
レモン汁 小さじ1+1/2
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
レタス 少々
パセリ 小さじ1
おろしにんにく 小さじ1/8

※ ホクホクしたじゃがいもが美味しいので男爵がおススメです。
※ 生のパセリだと量が多いので、スパイス売り場で売っている乾燥パセリで十分です。
※ にんにくも市販のおろしにんにくでOK。
※ 有塩バターを使う時は、塩小さじ1/4は不要です。有塩バターの塩の量はメーカーによって異なるので、食べてみて塩辛いと思った時はレモン汁を少し足してください。

下準備

1. バターは冷蔵庫から出して柔らかくしておく。大体、食べる30分前くらいが目安。

作り方

1. サケは皮を引いて2~3cm幅に切る。
2. じゃがいもは皮をむき、芽があれば取る。
3. 鍋の水に約1%の塩を加え、沸騰したら弱火にしてじゃがいもを30分ゆでる。
4. じゃがいもに竹串を刺してスッと通るようになったら取り出す。
5. 同じ湯にサケを入れて1分間火を通し、取り出す。キッチンペーパーでそっと周りの水分を拭く。
6. 小さめのボウルに室温に戻したバターを入れ、レモン汁、塩、こしょうを混ぜる。好みでパセリ、おろしにんにくを加えてよく混ぜる。
7. 器にレタスを敷き、じゃがいもを半分に切って盛りつけ、鮭を盛り、バターを添える。全体に黒こしょうを軽くふる。

※ サケの皮は身の端の皮を指で少しめくって引っ張ります。途中で皮が切れてしまったら、皮と身の間に包丁の刃先を少し入れると皮を引きやすくなります。

茹でるだけのズボラなメニュー。でも、お皿に盛りつけるととてもそうは見えないでしょ?
じゃがいものゴロンとした存在感、白いじゃがいもと赤いサケのコントラストを出すのがポイントです。

島根県江津市のお料理教室から

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