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これから美味しくなるさつまいもを、すぐ、美味しく食べられるおやつ

これから美味しくなるさつまいもを、すぐ、美味しく食べられるおやつ

実りの秋は美味しいものがたくさん。その中でも庶民的でお値段もリーズナブルな人気者といえば、さつまいもです。「石焼き芋」の声を聞くと思わずそっちの方向に歩いてしまう魅力満点のさつまいもですぐに作れるおやつをご紹介します。

さつまいも

中米から世界へ

さつまいもの原産国は中米のメキシコからグアテマラです。新大陸を発見したコロンブスによってスペインに持ち帰られました。

以前、別のブログ(4月15日付 新ジャガイモのクリームチーズ和え)で書いたようにじゃがいもは南米産でインカ帝国を征服したスペイン人によってヨーロッパに伝わりました。寒い土地で育つじゃがいもは庶民の食べ物としてヨーロッパに定着しますが、さつまいもは暖かい気候で育つ野菜なのでヨーロッパではなくヨーロッパ諸国が植民地として統治していたアフリカや東南アジアで広がっていったようです。
日本には中国から琉球王国(沖縄県)を経由して薩摩(鹿児島県)に伝えられました。

琉球王国では中国由来の意味で「唐(から)いも」と呼ばれ、日本中に広まると「さつまいも」の名前で呼ばれるようになりました。

(参考元:農林水産省、画像元:Umami)

さつまいもの種類

「旬の食材百科」には35種類ものさつまいもが載っています。国民食ともいえる焼きいもをはじめ、お菓子や焼酎と幅広い食品に使われているので色、味、食感の品種改良が絶えず行われているようです。

スーパーでよく見かけるさつまいもの特徴は食感によって分けられます。

ホクホク系

なると金時 名前の通り徳島県で作られた品種です。生ではクリーム色の果肉ですが加熱すると黄色くなってホクホク感がアップ。焼き芋、天ぷら、素揚げなどが合います。

紅あずま “あずま”は関東地方をさし、茨城や千葉で作られています。生の果肉は黄色で加熱すると黄金色になります。

紅こがね 茨城県行方(なめかた)市が紅あずまから品種改良をしました。豊かな甘さと口の中でホックリと崩れる食感が人気です。

ねっとり系

紅はるか 見た目がキレイで蒸しいもにした時に糖度が高くなるように品種改良されたさつまいもで九州と関東の両方で作られています。紅はるかは非常に美味しいので糖度などの品質の基準を定めてブランド化して販売されているものがあり、以下はすべて紅はるかです。

大分県産紅はるかブランド「甘太くん」
茨城県産紅はるかブランド「紅天使」
宮崎県産紅はるかブランド「葵はるか」

安納芋 種子島産で甘くねっとりとした食感が特徴です。2つの品種があります。
 安納紅 一般的な安納芋でクリーミーな食感。
 安納こがね 安納紅の突然変異で安納紅よりもオレンジに近い黄色い果肉をもち、甘味や水分量も安納紅より多くあります。

シルクスイート その名前の通り、絹(シルク)のような滑らかな口当たりと甘みで人気があります。

名前に“紅”がつくさつまいもが多くあるので理由を調べてみましたが分かりませんでした。 さつまいもの色からきているのだろうと想像しますけど、紅色とは鮮やかな赤をさす色です。さつまいもを見て「赤だ」と思って名前をつけた人がいたのでしょうか・・?
一方で、さつまいもの一種として“紫いも“もあり、こちらは皮も果肉も見事な紫色をしているので、こちらを紫と呼び、他のさつまいもは紅としたのかどうか・・・。

(参考元:旬の食材百科、さつまいも大学、)

さつまいものシナモンスティック

さつまいものおやつ

さつまいもは最もお菓子に使われている野菜だと思います。甘くてホクホクしているので生クリームと合わせやすいし、バターとも相性がよく、ペーストにするとパンケーキやクッキーに混ぜ込むなど色々と使えます。

シンプルで代表的なおやつといえば
大学芋
芋けんぴ
スイートポテト
いも羊羹

が思い浮かびます。が、揚げたり、裏ごしたり、蒸すのはそれなりに手間がかかりますよね。そこで、今日はフライパンだけですぐに作れる「さつまいものシナモンスティック」をご紹介します。

材料 2人分

さつまいも 1/2本
サラダ油 大さじ1
バター 10g
シナモンパウダー  適量
グラニュー糖 大さじ1+1/2

作り方

下準備として、さつまいもをよく洗っておく。

1. さつもいもは皮付きのまま半分の長さに切り、それぞれを1~1.5cm幅の拍子切りにする。ボウルに水を張り、さつまいもをさっと洗って表面のでんぷんを落とす。キッチンペーパーで水気をよく拭きとる。
2. フライパンにサラダ油を熱し、さつまいもを中火で炒める。さつまいも全体に油が回ったらフタをして弱火にして5~6分蒸し焼きにする。途中でさつまいもを返して全ての面に焼き色がつくようにする。竹串を刺してすっと入ればOK。
3. バターを加え、さつまいもにからめながら溶かし、殆ど溶けたら火をとめる。シナモンパウダーをふりかけ、からめる。
4. 粗熱が取れたらグラニュー糖を加えてさつまいもにまぶす。

※ さつまいものでんぷんは変色のもとなので、洗いましょう。この後、油で焼きますから水気が残っているとハネますのでよく水気をふき取ってください。
※ メーカーにもよりますが、バターには大体17%くらいの水分が含まれています。溶けてくると水分がはじけるので気をつけてください。

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