BLOG ブログ

RESERVE

ご予約・お問い合わせ

簡単スープも最後の仕上げで驚く美味しさに

簡単スープも最後の仕上げで驚く美味しさに

「いつまで暑いのかしら?」とうんざりしていたところに急にやってきた秋。と、思ったらまた暑い日になる。気候のせいで体調を崩してしまい、せっかくの“食欲の秋”を楽しめない人も多いのではないでしょうか? こんなときはスープの出番! 一瞬でものすごく美味しくなる方法があります。

季節の変わり目

気温の変化が大きいと体の温度調節がうまく働かずにストレスが溜まって変調をきたします。人間は一定の体温を保とうとする恒温動物なので気温の変化に合わせて血流を上げたり下げたり、汗をかいたりして体温を調整します。

下がった気温が続けば体は調整できるし何を着ればいいのかも分かりますが、上がったり下がったりを繰り返すと体温調整の指令を出す自律神経は参ってしまいます。気温に合わない服装になってしまって体が冷えてしまうことも。

自律神経の乱れによる影響は頭痛、不眠など色々ありますが、胃腸をやられる人も多いのではないでしょうか? 胃も腸もデリケートでストレスを受けやすい臓器です。

胃腸をいたわりつつ、栄養を摂って体を元気にするには温かい食事が一番!
料理をする気力がなく、食欲がない時にはスープがおススメです。

煮込み料理のように時間をかけずに作れて、食べるのも面倒な気分でも口に入ります。
それに、スープ料理は使う食材も味つけもかなり自由にできて、どんと作り置きができるのも魅力的。

季節の変わり目はスープを作って自分の体を守ってあげましょう。

チーズたっぷり! なすのスープ

粉チーズが決めて

粉チーズをかける食べ物は?というとパスタが真っ先に思い浮かびます。
イタリアには粉チーズをかけて食べるスープがあり、代表的なものはスープ・ミルファンテと呼ばれるかきたまスープ。たまごだけを具材にしたもの、野菜を一緒に煮たものなど色々ありますが、たっぷりと粉チーズをかけるのが特徴です。

イタリアを旅行してレストランでスープを頼むとどんなスープであれテーブルに運ばれてきた時に「コショウをかける?」と聞かれ、次に「チーズは?」と聞かれます。
「Yes, please」と答えると、大きなミルでこしょうをバンバン挽いてくれた後に(こちらがストップをかけるまで挽き続けることが多いので「OK, thank you」と止めましょう)、またもや大きなおろし器で巨大パルメジャーノ・レッジャーノをゴシゴシとおろしてくれます。勢いがいいとスープが見えなくなるくらいの山盛りに。

コンソメ系のスープなら、まず間違いなく美味しくなる粉チーズマジック

なすは煮込むとトロトロになって粉チーズとからみ、絶用な美味しさになります。
他の野菜はおうちにある野菜をなんでも入れてください。 今回のレシピはシャキシャキとした歯ごたえのにんじん、ギュッとした歯ごたえのエリンギで歯ごたえのコントラストを楽しめます。

うま味をぐっと加えるベーコンもぜひ使ってください。エリンギにもうま味成分のグルタミン酸が沢山入っています。

粉チーズをどっさりと加える前と加えた後の味と風味の違いを味見してください。液体であるスープと固形のチーズが乳化してトロンとし、コンソメに溶けたうま味とチーズのうま味がお互いの美味しさを引き立てあうのです。
劇的な変わりようにきっと驚きますよ。

チーズは栄養いっぱい

チーズはカルシウムとたんぱく質が代表的な栄養で、特にたんぱく質はバランスよくアミノ酸を含んでいます。。

そして、チーズに多く含まれれる乳脂肪の中に隠れた力をもっています。

疲労回復を助けるビタミンB2
目の粘膜や皮膚、髪の毛を丈夫にし、免疫力をアップさせるビタミンA

野菜のコンソメと粉チーズ、元気を回復してくれるお料理です。

材料(2人分 x 2日分)

長なす 1本
にんじん 1本
エリンギ 1本
にんにく 1片
ベーコン 1枚

オリーブオイル 大さじ2
水 600ml
コンソメ顆粒 小さじ1
塩 少々
こしょう 少々
粉チーズ 大さじ2~3

※ スープに入れる野菜は何でも良いのですが、なすはトロトロになって粉チーズと絡み合うと絶妙な美味しさになります。

作り方

1. なすは縞模様に皮をむき、1cm幅のいちょう切りにする。
2. にんじんは皮をむき、太い根元のほうは1cm幅のイチョウ切り、先の細いほうは1cm幅の半月切りにする。
3. エリンギの軸は1cm幅の半月切りにする。
※いちょう切りはタテに4つ割り、半月切りはタテに半分に切ること
4. にんにくは皮をむき、タテに半分に切って芽をとり、みじん切りにする。
5. ベーコンは1cm幅に切る。
6. 鍋にオリーブオイル、にんにくのみじん切りを入れ、弱火でオイルに香りをつける。
7. ベーコン、にんじんを入れて中火で炒め、なす、エリンギを入れて炒める。全体に油が回ったら水、コンソメ顆粒を入れて強火にし、沸騰したらアクを取って弱火で10分煮る。
8. 塩、黒こしょうで味を調える。この後、粉チーズを加えると塩分が増えるため、やや控えめの塩味にする
9. 粉チーズを大さじ2加えて全体に混ぜる。
10. 器にもりつけ、粉チーズをさらに大さじ1ふりかける。

※ なすの皮を縞模様にむくとなすが柔らかくなりやすくなりトロトロになります。
器に盛ってからの追い粉チーズが大事!

島根県江津市のお料理教室から


🅟🅡🅞🅕🅘🅛🅔
ココットキッチンスタジオは料理、パン、お菓子が学べる料理教室です。
作り慣れた定番のごはんをもっと美味しく作るために意外と忘れられている「基本」、新しい味の世界をのぞいてみる「好奇心」、日頃の疑問や悩みの答えを見つける「発見」の3つを大切にしています。

島根県のちょうど真ん中あたりに位置する江津市にある古民家のキッチンスタジオで一緒に「美味しい」を見つけませんか? 浜田市、大田市、邑南町からも食いしん坊の皆さんにお越し頂いています。

ぜひ一度、足を運んでみてください!‣詳しくはコチラ

このブログではオーナー 福田順子がレシピや料理のワンポイント、食材の豆知識などをお届けしています。

取得資格: ABCクッキングスタジオの認定インストラクターとして登録
     ABCクッキングライセンス
     ABCブレッドライセンス
     ABCケーキライセンス
     日本ヘルシーフード協会 ヘルスフードカウンセラー1級
<ディプロマ>
     東京會舘クッキングスクール 西洋料理応用専攻コース修了
     一般社団法人ベターホーム協会 魚料理、肉料理、飲茶、イタリア料理各コース修了

RESERVE ご予約・お問い合わせ

美味しいメニューをそろえてお待ちしています。
お気軽にお問い合わせください。