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2022年 パンクラス総集編

2022年 パンクラス総集編

ブレッドクラスは一番人気のあるクラスです。多くの生徒さんが「パンを作りたい」とおいでくださいました。 江津市の両隣り、浜田市と大田市からも新しく教室に通って下さる生徒さんが増えてとても嬉しく思っています。

2022年を振り返って

こんなパンを焼きました

ブレッドクラスでは2時間で作れるパンを紹介しています。パンといっても実に色々な種類があり、
食パンやロールパンなどの食事パン
具材を乗せたり巻き込んだりする総菜パン
おやつに食べる甘いパン

そして

型に入れて焼くパンや手で成形するパン
強力粉だけの生地もあれば薄力粉や全粒粉、デュラムセモリナ粉を混ぜた生地のパン
バターをたっぷり使うふんわりした生地のパン、ハードな生地のパン
生地に具材を混ぜ込んでこねるパン、成形の時に具材を包むパン

など、作る方法もさまざまです。

一年間のプログラムは同じようなパンが続かないように、新しい知識や技術を学べるように、新しい美味しさに出会えるように・・と考えています

2022年に作ったパンを挙げてみましょう。

1月 カイザーゼンメル – カイザースタンプで模様をつけたドイツのパン
2月 ココ・ショコラ  – チョコレートチップを混ぜ込んで小さなパンを沢山焼きました
3月 チーズクッペ  – ハード系の生地にチーズがたっぷり
4月 2種のあんぱん  – こしあんと桜の花の塩漬けの丸型パン、紫いもあんの花の形のパン
5月 アップルベリーナッツ  – ドライアップルとブルーベリーたっぷりのハード系パン
6月 スイートブール  – クッキー生地をかぶせて帽子の形にした甘いパン
7月 カマンベールソーセージ  – カマンベールチーズとソーセージを包んだハードなパン
8月 トマトオリーブ  – トマトペーストを混ぜ込んだ生地でオリーブを包んだパン
9月 かのこ豆のスリム食パン  – かのこ豆を入れた生地をスリム食パン型で焼いたパン
10月 紫いものツイストリング  – 白と紫の2色生地でアーモンドクリームとレーズンを巻き込んだリング型のパン
11月 ベルギーワッフル  – 丸いリエージュワッフル
12月 シュトーレン - ドライフルーツ数種とチョコレート、ナッツを混ぜ込み、ホワイトチョコレートで仕上げ

3月のチーズクッペは生徒さんからのリクエストです。「広島のパン屋さんで売っているお気に入りのチーズ入りパンをぜひ作ってみたい」という声をずーっと聞いていたので、具体的にどんなパンなのかを聞いて作ってみました。

9月のかのこ豆のスリム食パンは以前に“いわみん”で取り上げたパンで“いわみん”に参加できなかった生徒さんからの要望により復活させました。

私が紹介したいパンと生徒さんが作ってみたいパンを織り交ぜたのは今年初めてで、いい経験になりました。

パン作りはどこが楽しい?

パンを作る際のだいご味は何と言っても“生地ごね”です。粉類、イースト、砂糖、塩などを仕込み水でこねていくと段々と生地がまとまってきます。さらにこねると弾力が生まれてふわふわとした触感になり、表面がつるっとしてこねあがり。

生地の配合によってはベタベタ、ベトベトしてあっちこっちにくっついて思わずため息がもれます。生地をこねる作業は手先だけでできるものではなく、足を踏ん張って体重をかけながら腕を前後に動かすので全身運動といっても過言ではありません。夏場には冷蔵を効かせていてもこねあがりには汗だくになっていることも珍しくないけれど、それだけに達成感もあります。

「今日の生地はベタベタです。覚悟をして頑張りましょう!」と言うと「えー!」と悲鳴を上げつつ、(さあ、やるぞ)と気合を入れて皆さん生地をこね始めます。

苦労する生地ほど愛情がわき、手塩にかけて作るのが人情なのですね

2022年の人気メニュー BEST 3

料理クラスのベスト3と同様にアンケートをとった訳ではないので、生徒さんの反応やレッスン後のやりとり等から私が受けた印象をもとに第1位から3位までを選びました。

パンのクラスの生徒さんに共通しているのは「私はハード系が好き」「甘いパンはあまり好きじゃない」など、自分の好みやどんなパンを作りたいのかがはっきりしている人が多いことです。

ところが、

来年はこれまで作ったパンの中からいくつかを復刻メニューとして再登場させることにしているので一覧の中から生徒さんに希望を聞いてみると「甘いのは嫌」と言っている人があんぱんを選んだり「ハード系が好き」な人がふわふわの白パンを選んだりしていることです。

これは、本人の嗜好が変わったというより自分で手作りしてみてそのパンの美味しさに出会ったためではないかと思っています。

3年前に「クリームパンを作ります」と言った時、生徒さんの反応は鈍かったのですが、生地をこね、カスタードも手作りしてパンパンに詰めて焼きあがったクリームパンを食べて「思っていたのと全然別もの」と言ってくれたことがありました。

丁寧に手作りしたパンの美味しさをわかってくれているんだなーと嬉しくなりました。

では、ベスト3を見ていきましょう。

第3位 ベルギーワッフル ~ お菓子なのか、パンなのか?

「ベルギーワッフルはお菓子なのか、パンなのか?」と問われたら殆どの人が「お菓子」と答えるでしょう。
出来上がったものは確かにお菓子です。が、作る工程はパンと同じで粉をイースト、砂糖、たまご、バターでこね、発酵させて作ります。

バターがたっぷりの生地はこねるのが難しいけど、ワッフルメーカーで焼き上がりを待っているとバターが焦げるいい匂いがたちこめてきてなんとも幸せな気持ちになります。

レッスンの後にワッフルメーカーを買ったという人も数名でるほどの人気でした。

第2位 紫いものツイストリング ~ 新しいチャレンジが沢山!

このパンにはいくつもの新しいチャレンジがありました。

まず、生地をこねあがり直前に2つに分けて1つはそのままの白い生地、もう1つには紫いもパウダーを混ぜ込んで2色の生地を作ること。パウダーを生地に混ぜ込むのは忍耐が必要で生地全体が紫色にならなければ、白い生地とのコントラストが映えません。

次に、2つの生地を重ねて伸ばしていくこと。1つの生地を決められたサイズ通りに長方形に伸ばすのも難しいのに重ねられた2つの生地となると難易度はかなりアップします。

最期に、伸ばした生地に細かな切れ目を入れてねじり、リング型に収めることです。
生地をうまく重ねていればねじった時にキレイな模様になります。

レッスン時間中、生徒さんはずっと気が抜けなかったと思いますが、これまでのパン作りからワンステップ上がって楽しんでもらえたのではないでしょうか。

そして、味も気に入ってもらえたようです。「美味しかった」「食べ出したら止まらなくなった」そして「私が食べる前に家族が平らげてしまった」という声を沢山いただきました。

第1位 2種のあんぱん ~ 何回も食べたくなるパン

来月はあんぱんを作ります」と告げた時から多くの生徒さんが好意的な反応を示してくれました。島根県の人は大のあんこ好き。パン好きであんこ好きにはたまらない組み合わせでしょう。

あんぱんは2種類作りました。
1つはこしあんを生地で丸く包み、表面に桜の花の塩漬けをさしたもの。
もう1つは紫いもあんを包み、花の形に成形したもの。

桜の花の塩漬けのあんぱんは定番中の定番で、みんな大好き。
紫いもあんのあんぱんは食べたことがない人ばかりでしたが、ホクホクしたあんこも花の形の成形も人気がありました。

「美味しかったからまた作りたい」とリピートでレッスンを受けにきてくれた生徒さんもいました。

来年予定している復刻メニュー選びでも、2色あんぱんは断トツの支持を得ています。
「これは美味しかった」と感慨深げに語る人もいて、あんぱんという小さい頃から慣れ親しんだパンへの愛着を感じました。

ブレッドクラスのメニューはなるべく新しいパンに出会ってもらうようにと考えて決めていますが、クリームパン同様に子供の頃から食べてきたパンに手作りならではのアイディアを添えて取り上げるのもいいのかも。

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今年もパンを愛する生徒さん達とパンについて語り合う楽しい時間を過ごせました。
貪欲に知識を吸収し、積極的に質問し、自宅で作ったパンの写真を送ってきてくれる人もいます。パンシェルジュの資格をとった生徒さんもいてその熱心さに私も刺激を受けています。

来年も皆さんの期待に応えられるよう、そして期待を上回るレッスンを提供できるよう、私も精進していきます。

島根県江津市のお料理教室から

ココットキッチンスタジオは料理、パン、お菓子が学べる料理教室です。
作り慣れた定番のごはんをもっと美味しく作るために意外と忘れられている「基本」、新しい味の世界をのぞいてみる「好奇心」、日頃の疑問や悩みの答えを見つける「発見」の3つを大切にしています。
島根県のちょうど真ん中あたりに位置する江津市にある古民家のキッチンスタジオで一緒に「美味しい」を見つけませんか? 浜田市、大田市、邑南町からも食いしん坊の皆さんにお越し頂いています。

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