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暑い夏に火を使わない、ひんやり料理第2弾!サバみそ煮缶の冷や汁

暑い夏に火を使わない、ひんやり料理第2弾!サバみそ煮缶の冷や汁

前回のトルコ風きゅうりのスープに続いて火を使わない料理、冷や汁のご紹介です。

サバの味噌煮缶を使うので手間がかからず薬味になる野菜を乗せれば完成。深部体温を冷たい飲み物やアイスばかりではなく栄養のある食事でも冷やしてください。夏に不足しがちな塩分補給にもなります。

いろいろなサバ

日本各地でも世界中でも獲れます

サバは日本中で獲れる庶民の味方。天然ものもあれば養殖もあります。中には“ご当地さば”と呼ばれる高級なものもあります。
天然さばとしては関さば(瀬戸内海と太平洋の境界にある豊予海峡)、金華さば(金華山沖で獲れて石巻港に水揚げされたもの)、松輪さば(神奈川県三浦半島沖)などがあります。
天然ものは海水の温度や潮の流れの速さによる脂肪ののり具合、大きさ、また松輪サバのように秋に摂れるものは皮が脂が黄色に輝くことから黄金サバと呼ばれるものもあります。

一方で養殖サバは養殖ならではの技術を特徴としています。有名なのはお嬢サバ(鳥取県岩美町)、よっぱらいサバ(福井県小浜市、エサに酒粕が含まれている)唐津Qサバ(唐津市)、長崎ハーブ鯖(餌にハーブを配合)などがあり、こちらはエサを工夫していたり、海水を使わないことで体内のアニサキス低減に成功し生で食べられる(お嬢サバ、唐津Qサバ)ことが特徴です。
サバは世界の海でもよく獲れます。 中国、ロシア、ノルウェー、アイスランドなどが代表的な国ですがアフリカでもよく獲れます。ただし、アフリカの国々は漁をするための船や設備を整えることができないために輸入に頼る現状で、多くを日本から買っているそうです。

(参考元:nippon.com、PRESIDENT online、fnnプライムオンライン)

サバがダイエットに効く?

青魚であるサバの代表的な栄養素といえばDHAとEPAです。“血液サラサラ”に効果があると大々的に報じられてサプリメントも多く出ました。 生活習慣病の予防としてサバを食べる人が増えたのですが、サバの人気にはもう1つ大きな理由があったそうです。
それはダイエット
痩せホルモンと呼ばれるGLP-1というホルモンの分泌を促すと言われているからです。
GLP-1は血糖値が上がらないような働きをするため余分な体脂肪の増加を防ぎ、脳の食欲中枢に働きかけて過剰な食欲を抑制し、食べ物が胃から小腸に送られるスピードを遅くする、という3つの働きがあるそうです。GLP-1は私たちの体にもともとあるそうですがEPAが分泌量を増やす働きをしてくれるわけです。
(参考元:Nikkei Style)

サバみそ煮缶の冷や汁

冷や汁

冷や汁は日本各所の郷土料理として親しまれています。夏の暑さで食欲が落ちる時に冷ましたご飯に冷たい汁をかけて食べる料理です。味噌ベースの汁にきゅうり、大葉、みょうがなどのさっぱりとした夏野菜を入れていただきます。
特に有名なのは宮崎県埼玉県山形県だそうですが、それぞれどのような特徴があるのでしょう?

宮崎県
冷汁の記述がみられる一番古い歴史書「鎌倉管領家記録」に登場する冷や汁に一番近いと言われています。宮崎名物として知名度があがるにつれて素材を厳選した高級な冷や汁が登場し、JR九州の豪華な寝台列車「ななつ星」の車内メニューにも採用されたそうです。

埼玉県
冷汁と書いて“ひやしる”と呼びます。冷汁はざるうどんのつけ汁として使われているのが特徴です。埼玉県は小麦粉の生産が香川県に次ぐ全国2位でうどんや蕎麦の店の数も全国2位だそうで、実はうどん県なのだということがわかります。

山形県
季節の茹で野菜に数種類の乾物を戻して煮たものを冷ましてから汁ごと和えた具沢山のお浸しなのだそうです。米沢藩では合戦の出陣式で振舞われたり、正月料理としても知られているので夏バテ対策料理というよりかなりフォーマルな感じですね。

(日本の郷土料理観光事典、農林水産省HP“うちの郷土料理”より)

今回はパパっと作れるサバみそ煮缶を使います。

材料 2人分

サバみそ煮缶    1個(150g)
水         220~240cc
しょうゆ 小さじ1
白すりごま 大さじ1+1/2
大葉 10枚
みょうが    2個

※ ごまは白すりごまをご用意ください。粉末状になっているのでサバの身がごまの風味でコーティングされて食べやすくなります。

作りかた

1. サバみそ煮缶の中身を汁ごとボウルにあける。缶には切身が4つ位入っているので、適度な大きさにほぐす。
2. 白すりごまをボウルに入れてサバの身とよく混ぜ合わせる。
3. 水220ccのうち、サバみそ煮缶の半分くらい入れて缶の中に残った味噌や缶汁を掃除しながらボウルに入れる。残りの水もボウルに入れる。
4. しょうゆを加えて味をととのえる。味が濃ければ水を20ccくらい加える。
5. 冷蔵庫で冷やす。
6. 食べる直前にみょうがと大葉を千切りにする。大葉は繊維に逆らって切る(葉を横に切る)とより香りが出る。
7. 器に冷や汁を盛りつけてみょうがと大葉を乗せる。

サバみそ煮缶はメーカーによって味噌の濃さが違うので、水を220cc入れて味を見てから残りの水を足すかどうか決めてください。
立体的に盛りつけると美味しそうに見えるので、器の中央にサバの身を集め、その上に大葉とみょうがの千切りを中心に向かってたてかけるように盛りつけます。

サバみそ煮缶を使って作る、簡単な冷や汁です。
今回は最小の具材でご紹介しましたが、薄切りにしたキュウリ、浅漬けのお漬物を乗せるのもいいですし、豆腐も合います。

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