【いわみん】を主催しているのは一般社団法人イワミノチカラです。代表の伊藤さんは東京の大手ゲームメーカーでイベント等を手掛けた経験があり、江津にUターンしました。

故郷で暮らし始めて気づいたのは（人がいないと言われるけれどそんなことは全くない）。

色々な知識や技術を持った人
趣味を極めている人
地元の歴史を研究している人
新しい事業に挑戦している人
など実に多彩な人が住んでいると発見。

でも、存在が知られていない人も多いため（石見には人がいない。みんな県外に出て行ってしまっている）と思い込まれているのではないか。
それなら「こんな人がいますよ」と紹介し、体験プログラムを提供することで実際に会いに行ってもらえば地元の面白さに気づいてもらえるのでは？

それが【いわみん】のスタートでした。

今年で15回目となる【いわみん】はこれまで合計700あまりのプログラムを提供し、9,273名の参加者が楽しんできました。

島根県に移住するまで私も知りませんでしたが、地図で見ると横に長い島根県の左半分（西部）が石見地方です。
飛鳥時代から明治維新までの令制国制度では石見国（いわみのくに）と呼ばれていました。

石見国には石見銀山でお馴染みの大田市、江津市、浜田市、邑智郡、益田市、津和野町などが入ります。

江戸時代では
大田市は幕府直轄領（銀山がありますから）
江津市や浜田市は浜田藩
益田市や津和野町は津和野藩
などに属していました。

ただ、現在の市町村の境界線や近隣の県境と江戸時代の藩が治める領土の区切り方が異なるため、一部は広島県や山口県と入り組んでいます。

【いわみん】は石見地方全体で行うイベントなのでかなり広いエリアであること、10月21日から11月20日までの31日間という長期にわたって開催されることが特徴です。