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旬のフルーツをフレッシュにパックしちゃおう!

旬のフルーツをフレッシュにパックしちゃおう!

春の日ざしがぽかぽかするのを通り越して初夏の陽気を感じる日々になりました。これからも気温は下がったり上がったりを繰り返すのでしょうが、もう冬は終わったと感じます。

心が浮き立つ季節にぴったり、フルーツサンドを作ってみませんか?

フルーツを美味しく食べる

フルーツはデザートとして食べるのが最もポピュラーだと思います。私が子供の頃にはおやつで食べるかデザート(昭和の時代には“お食後”と呼んでいました)で食べるかのどちらかで、そういうものだと思い込んでいました。つまり、“食事の部”で食べるのではなく食後や食事の合間に食べる“甘いもの部”所属。

初めてフルーツサンドを見たのは10代の時、当時東京銀座8丁目にあった千疋屋です。「わー、キレイ」とか「美味しそう!」と言うより「なにこれ?・・」の驚きが大きくて(サンドイッチって食事じゃないの?)と受け入れがたいような気持ちでした。

そんな凝り固まったフルーツへの考え方が変わったのはイギリスでの生活です。肉と一緒にりんごを煮たり、ポークローストにオレンジマーマレードをからめたりと料理に果物がふんだんに使われていて“食事の部”で大活躍。しかも美味しい。食材の使いかたを決めつけてはいけない、と知った経験でした。

とはいえ、フルーツサンドは千疋屋の豪華で高価なイメージが強すぎて自分で作ってみようとは思わず、作るようになったのは世の中にフルーツサンドの断面写真が沢山出るようになってからです。作って食べてみると“食事の部”に違和感なく溶け込むことがわかりました。フルーツを入れたサラダを食べるようにフルーツサンドも他の料理との調和をこわすことはないし、食卓を明るくしてくれます

いちごとバナナのフルーツサンド

フルーツサンドに向いている果物

パンにはさむため水気の多い果物は向いていないので、オレンジなどの柑橘系メロンは向いていませんいちご、キウイ、バナナ、パイナップルなどが向いています

食パンにどう並べるのか、どう切って断面を美しく見せるのか、これが大事です。
フルーツの大きさはまちまちなのでそのまま並べてキレイに仕上がるとは限りません。

千疋屋は薄くスライスした4種類のフルーツを重ねてパンにはさんでいますが、これは切る時にフルーツが動いてしまいがちなので高度なスキルが必要です。それに数種類のフルーツを揃えるにはコストもかかり、残ったフルーツを使いきるのも大変です。

1種類か2種類のフルーツで作りましょう。

いちごを使う場合、小さめのいちごを選びます。大きいいちごを丸ごとパンにはさむとサンドイッチが安定しないので、いちごを半分または2/3くらいにカットする必要がありますが、カットすると果汁が出てきます。パンを濡らすほどの果汁の量ではありませんが、パンに塗ったクリームの接着が悪くなります。

キウイは丸ごとパンにはさむには太いのでタテ半分にカットします。
バナナはパンにはさめる太さなので丸ごと使えます。長さはパンに合わせて調整しましょう。

出来上がりを想像して組み立てる

今回、ご紹介するのはいちごとバナナ、2種類のフルーツをはさんだサンドイッチです。
赤いいちごはカットした時にとても美しい断面になり、バナナのやさしい黄色とお互いに引き立てあいます。

パンにいちごを乗せた時、バナナが十分に乗るスペースがなかったらバナナをカットします。バナナは果汁が出ないので大きさを調整しやすくて使い勝手の良いフルーツです。

1枚のパン全体にクリームを塗り、フルーツを乗せてカットするのはやや難しいので、慣れるまでは1枚のパンを半分に切ってフルーツをはさむやり方をご紹介します。

パンは8枚切りのサンドイッチ用を使います。

材料(2人分)

8枚切り食パン 2枚

いちご 4個
バナナ 1本

クリームチーズ 20g
砂糖 小さじ1
レモン汁 小さじ1/2
生クリーム 60g

作り方

1. 2枚の食パンの耳をそれぞれ切り落とし、タテ半分に切る(→4枚の食パンにする)。
2. いちごはヘタを除いて洗い、水気を除く。バナナは皮をむく。
3. ボウルにクリームチーズ、砂糖、レモン汁を入れてハンドミキサーで軽く混ぜ合わせる。生クリームを4回に分けて少しずつ加えながら混ぜ、9分立てにする。

<1組ずつ作る>
4. ラップを広げて食パン2枚を少し離して乗せる。
5. 2枚の食パンの片面に3の1/4量を塗る。

<食パンを3等分に切る前提でフルーツを並べる>
6. 1枚の食パンの中央にいちご2個を乗せる。いちごの先端が食パンの端を向くようにし、バナナとたがいちがいになるようにならべる。
7. いちごの隣りにバナナを置く。いちごの長さに合わせてバナナをカットし、パンに置いた時にバナナの幅がパンより大きくてはみ出す時はパンに収まるように幅もカットする。
8. 3の残りのうち1/4量をいちごとバナナのすき間、食パンの端に塗る。
9. もう1枚の食パンのクリームを塗り広げた面を下にして重ね、ラップで包み、冷蔵庫で冷やす(15分~)。
10. 4に戻り、もう1組を同じように作る。
11. ラップごと包丁で3等分に切る。いちごとバナナの位置を確認し、断面が出るように切る。切ったらラップを外してお皿に盛りつける。

※ クリームの9分立てはハンドミキサーの羽根を持ち上げた時に角が立って先端がおじぎするくらいの固さです。
※ 広げたラップの上で組み立てましょう。組み立ててからラップの上に移動するとせっかく整えたサンドイッチがズレたり崩れたりします。
※ 8はいちごとバナナの間をクリームで埋め、食パンの端にもいちごの高さまでクリームを乗せてください。もう1枚の食パンを重ねた時にびっちりとすき間がない状態が理想的。
※ ラップで包む時はラップを食パンに密着させ、上下の食パンの位置を合わせて包んでください。ラップを締めすぎるとクリームがはみ出し、いちごとバナナがずれるので気をつけて。締めなくてもクリームは冷えれば安定するのでラップは形状記憶させる役割です。

切り落とした食パンの耳は1cmくらいの長さに切ってサラダ油を引いたフライパンで5分位焼く(弱火)とクルトンになります。サラダのトッピングやスープに入れると美味しいです。

島根県江津市のお料理教室から

ココットキッチンスタジオは料理、パン、お菓子が学べる料理教室です。
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このブログではオーナー 福田順子がレシピや料理のワンポイント、食材の豆知識などをお届けしています。

取得資格: ABCクッキングスタジオの認定インストラクターとして登録
     ABCクッキングライセンス
     ABCブレッドライセンス
     ABCケーキライセンス
     日本ヘルシーフード協会 ヘルスフードカウンセラー1級
<ディプロマ>
     東京會舘クッキングスクール 西洋料理応用専攻コース修了
     一般社団法人ベターホーム協会 魚料理、肉料理、飲茶、イタリア料理各コース修了

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