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ソーセージとお豆の煮込みはダブルたんぱく質の元気食

ソーセージとお豆の煮込みはダブルたんぱく質の元気食

豆はたんぱく質をはじめ、ビタミン、ミネラルなど色々な栄養が入っています。缶詰やパウチに入った製品も沢山出ていてすぐに食べられる状態の豆を少量から買うことができるので手軽に料理に使えます。今回はちょっと辛くてちょっと苦味が効いているソーセージとの煮込みをご紹介します

ご当地ソーセージ

ソーセージは、塩漬けにした肉を挽き肉にして調味料やスパイスを効かせてから“ケーシング”と呼ばれる動物の腸の薄い膜に詰めたものです。日本では“腸詰め”と呼ばれることがあるのはこのためです。製品によっては腸ではなく人工的に作った膜に肉を詰めているものもあります。

ソーセージの種類はとても沢山あり、主に生まれた地域や作る方法によって分けられています。
生まれた地域の名前がつけられている有名なソーセージについてJAS(日本農林)規格について調べてみました。使用している腸がどの動物か、太さについて規定しています。
太さを明記しているのは“その動物の腸を使用すればこの太さに収まるはずだ“と確認できるためのようです。

ウィンナーソーセージ   オーストリアのウィーン発祥
「羊腸を使ったもので太さが20mm未満」とあり、“牛や豚を使用したものは除く”と明記しています。

フランクフルト      ドイツのフランクフルト発祥
「豚腸を使用したものは太さが20mm以上36mm未満」で“牛や羊を使用したものは除く”とあります。

モルタデッラ       イタリアのボローニャ地方のソーセージ
「牛を使用したものは太さが36mm以上」で“豚、羊を使ったものは除く”。
モルタデッラはソーセージというよりハムのような大きさで私は長い間、ハムだと思っていました。所々に白い脂身が入っていて塩味が強くなくて柔らかい味です。

リオナ  フランスのリオン地方発祥
「グリーンピース、ピーマン、にんじん等の野菜、米、麦などの穀粒、ベーコン、ハム等の肉製品、チーズ等を加えたもので、重量の割合が50%を超えるもの」。
ハムのような大きさのソーセージで、店頭でよく見かけるのは赤ピーマンやグリーンピース、チーズが散りばめられていて彩りがあります。

出典:日本農林規格


ソーセージとミックスビーンズの煮込み

手に入る食材を使って

実は、今回ご紹介しようと思った元々の料理は「チョリソーとひよこ豆の煮込み」というスペイン料理です。蒸し暑くなって気分がどんよりとしてきた時にピリッとするチョリソーは体が喜ぶ美味しさなので「これだ、これをブログに!」と勇んで買い物に出かけたところ、私が住む江津市のスーパーからチョリソーが消えているという事態に・・。

去年からの値上げのせいか、スーパーが商品を絞り込んで調達していることは感じていたので、きっとソーセージ群の中から売れ筋を厳選した結果、チョリソーは落選したのでしょう。ウィンナーは5種類くらい置いてあるのに、可哀そうなチョリソー。

チョリソーは手に入らなくなったものの“ソーセージと豆の煮込み”を食べる気満々になっていたので軌道修正をする気にならず、ソーセージ売り場をハタと見つめ熟成粗びきソーセージを選びました。

選んだ理由は
しっかりとした味付けの料理なので細挽きソーセージより粗挽きがバランスいいと思った
ソーセージの色が白いより濃いほうが出来上がりの色味が美味しそうに見える
の2点です。

ひよこ豆が売られていないことはわかっていたので、これははじめからミックスビーンズを使うつもりでした。ミックスビーンズにはひよこ豆も含まれているし、私はレッドキドニーも大好きなので問題なし。

地方で暮らしていると欲しい食材が手に入らないことは珍しくありません。手に入るものを使ってアレンジをすることで新しい味と出会うこともできます

チョリソーは辛味のあるソーセージなので煮込む時にチリペッパーを加えることで辛味をプラスすることにします。一緒に入れるパプリカパウダーの苦味がほんのりと感じられ、短時間の煮込むだけなのに奥深い味になります。

材料(2人分)

ミックスビーンズ(パウチ) 150g
ソーセージ     120~150g
にんにく     1片
トマトの水煮 200g
パプリカパウダー 大さじ1
チリパウダー 小さじ1/2~1
お湯 100cc
コンソメ顆粒 小さじ1
塩 少々
黒こしょう 適量
オリーブオイル 適量

※ チョリソー以外のソーセージを使うので辛味を補うチリパウダーは小さじ1/2から始めて味をみながら足しました。

作り方

1. ソーセージは水気を拭き取り、10cm長さくらいに斜めに切る。
2. パウチや缶に入ったミックスビーンズはザルにあけてお湯をかけ、水気をきる。
3. にんにくは芽を取り除いてみじん切り、玉ねぎはみじん切りにする。
4. お湯にコンソメ顆粒を溶かし、よく混ぜ合わせる。
5. フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火でニンニクを温め、香りが出てきたら玉ねぎを加えて中火でしんなりするまで炒める。
6. ミックスビーンズとソーセージを加えてさっと炒める。
7. パプリカパウダー、チリパウダーを振り入れてさっと炒め、トマトの水煮、コンソメを溶かしたお湯を加え、ミックスビーンズが柔らかくなるまで5~10分煮る。
8. 味をみて塩、黒こしょうで味を調える。トマトの酸味が気になる時は砂糖を小さじ1/2加えて1分煮る。器に盛りつける。

※ 缶やパウチに入っているミックスビーンズはお湯を通すと独特の臭みと表面のべたつきがとれます。
※ にんにくは弱火で温めてオリーブオイルに香りを移しましょう。強火にかけると香りが移る前ににんにくが焦げます。
※ 玉ねぎが“しんなりする“目安は、玉ねぎが透きとおって繊維が硬くピンと張った状態から柔らかくしなる状態です。

ソーセージと豆は相性が良く火が通りやすいのですぐに作れるのも魅力です。ソーセージの動物性たんぱく質、豆の植物性たんぱく質、そして豆には糖質や食物繊維、ビタミンB群やミネラルも豊富。パプリカパウダーのほんのりとした苦味とチリパウダーの辛味が美味しく感じられて元気が出るお料理です。

島根県江津市のお料理教室から


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このブログではオーナー 福田順子がレシピや料理のワンポイント、食材の豆知識などをお届けしています。

取得資格: ABCクッキングスタジオの認定インストラクターとして登録
     ABCクッキングライセンス
     ABCブレッドライセンス
     ABCケーキライセンス
     日本ヘルシーフード協会 ヘルスフードカウンセラー1級
<ディプロマ>
     東京會舘クッキングスクール 西洋料理応用専攻コース修了
     一般社団法人ベターホーム協会 魚料理、肉料理、飲茶、イタリア料理各コース修了

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