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ポテトサラダをバージョンアップ!秘訣はマヨネーズ

ポテトサラダをバージョンアップ!秘訣はマヨネーズ

じゃがいも料理の人気メニューであり、サラダの人気メニュー、ポテトサラダ。マヨネーズでただ和えるのではなく、トロトロのマヨネーズソースにするといつもとは違う食感になってグレードアップの一皿になりますよ。(2026年9月6日)

サラダ

サラダの語源は”塩”

サラダの語源を調べてみるとラテン語で塩を意味する「sal(サル)」または
塩を加える”を意味する動詞の「salare(サラーレ)」のようです。

古代ローマ帝国以前からサラダのような食べ物は存在していましたが、
サラダ”という名前で登場するのは14世紀のフランス、肉料理の脇役として広がったようです。

出典:サラダ進化論~ローマ時代から現代、そして未来へ~


サラダの具材

サラダといえば野菜」と思いがちですが、野菜ありきではなく塩ありき
食材に塩をかけて味をつけ、食べやすくしたもののようです。
しかし、サラダの具材は野菜に限定されていて
野菜以外の食材、海老、鶏肉などが登場したのは17世紀後半、
フルーツサラダが食べられるようになったのは18世紀とあります。

日本では温野菜のサラダも人気がありますが、
海外の代表的なサラダは生野菜または生野菜に蒸した鶏肉、ゆでたまごや半熟たまご、
炒めたベーコンや砂肝、オイルサーディンなどを合わせています。
どちらかというと生野菜を引き立てるために肉や魚を使っている印象です。

では、茹でたじゃがいもで作るポテトサラダはどこの国のサラダなのか・・?

2つの可能性が見つかりました。

出典:サラダ ‐ Wikipedia


ポテトサラダ

ロシア発祥説

1つ目はロシア発祥説です。

厳しい気候のロシアではサラダに生で使う野菜が取れにくいため、
じゃがいもを茹でて使ったという説です。
そのサラダを考案したシェフの名前から“オリヴィエ サラダ”と呼ばれていました。
オリヴィエさんはレシピを残さなかったため、
彼のサラダを忠実に再現しているのかは不明ですが
ロシア料理店にはオリヴィエ・サラダを提供しているところがあるそうです。

イタリア発祥説

2つ目はイタリア発祥説

思い出したのが・・・かって都内の料理教室でイタリア料理を学んでいた時に
習ったのが「ロシアのサラダ」。
作ったのはいわゆるポテトサラダそのものですが、赤ワインビネガー、白ワインビネガー、
EXオリーブオイル、トレヴィスなどイタリアの食材を使いました。
その時のレシピファイルを調べてみたら、注釈として以下の記載がありました。

ロシアのサラダ”は、かってピエモンテ州の料理人が
ロシアの要人を接待した際に考案した料理
といわれています(諸説あります)。
今ではイタリア全土に普及し、クリスマスの前菜としてポピュラーが料理です。

2つの説のつながり

この2つの話は別々の逸話ではなくつながっているような気がします。

ロシアのオリヴィエ・サラダがイタリアに知れ渡り、
(ロシアにはこういうサラダがあるのか)と敬意をこめて
イタリア人シェフがロシアからの客人に振舞った・・とか?

料理の話というのは口コミでどんどん広がるものだし、
遠路はるばるいらしたお客様に懐かしい故郷の味をふるまうことはよくありますから。

ポテトサラダはロシアから始まったのかも。

出典:150年の歴史!ポテトサラダの起源はロシアの「オリヴィエ・サラダ」 | 日本ポテトサラダ協会 (potasala.jp)


ポテトサラダに向いているじゃがいも

じゃがいもの種類は沢山あります。
特徴として、”粘質系”と”粉質系”に分かれます。

粘質系じゃがいも

粘質”とは、ねばりがあるという意味。

代表的な品種は
メークイン
ニシユタカ

茹でてもパックリと割れない、煮崩れしにくいのでカレーやシチューに向いています。
細切りにして炒めてもおれないので中華の細切り炒めも美味しいです。

粉質系じゃがいも

粉質系はでんぷんの含有量が多く、ホクホクした食感のじゃがいもです。

代表的な品種は
男爵
キタアカリ

ポテトサラダコロッケマッシュポテトなど、つぶして使う料理に向いています。

出典:【まめ知識】「ばれいしょ」の品種を知ってもっと楽しもう!|農畜産業振興機構




じゃがいもの栄養

炭水化物

炭水化物は
糖質食物繊維の2つから成り立っています。

糖質は体内に入るとブドウ糖に分解されて脳や筋肉のエネルギーになります。

食物繊維には
水溶性食物繊維
不溶性食物繊維
の2種類があります。

じゃがいもに含まれるのは殆どが不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は水を含んで膨張し、腸を刺激します。
腸のぜん動運動を引き起こして便を排出して腸内環境を整えます。

ビタミンC

じゃがいもはビタミンCが豊富です。
ビタミンCの効果は主に3つあります。

コラーゲンを作る
コラーゲンはたんぱく質の一種です。
細胞同士をくっつける役割をしていて軟骨や骨、皮膚や腱などを支える助けをしています。
骨や筋など体内の色々な場所で細胞同士をくっつける重要な存在です。
加齢によって肌組織が老化しますが、
コラーゲンの合成が活発になれば肌のたるみやシワを防ぐ効果が期待されています。

抵抗力アップ
ビタミンCは細菌やウィルスと戦う白血球の働きを強め、
ビタミンCも自ら病原菌を攻撃して免疫力を高めてくれます。

抗酸化
私たちが生きていくうえで必要な酸素ですが、
体内で活性化しすぎて“活性酸素”になると正常な細胞まで攻撃してしまい、
ガンや生活習慣病を引き起こすと言われています。
ビタミンCは活性酸素から細胞を守って修復や再生をする手伝いをします。

カリウム

カリウムナトリウムと相互に作用して体液のバランスを保っています。
ナトリウムは体に必要なミネラルですが多くなると高血圧を引き起こします。
カリウムを摂ることで血圧の上昇やむくみを改善できます。

マヨネーズ

ポテトサラダはマヨネーズで和えるレシピが殆どです。
ホクホクのじゃがいもの食感を生かしつつ、滑らかな口あたりにするにはマヨネーズが一番合います。

マヨネーズとは

日本農林規格(JAS)によると
“マヨネーズ“は以下のもの以外を使用していないことが条件です。

1. 食用植物油脂
2. 醸造酢および柑橘類の果汁
3. 卵黄および卵白
4. たん白加水分解物
5. 食塩
6. 砂糖類
7. 蜂蜜
8. 香辛料

そして水分が30%以下、油脂含有率が65%以上
とされています。

お手製のマヨネーズを作る際、使うのは
植物油、卵黄、酢、塩
の4点。

商品として販売する場合は、
砂糖や香辛料などを追加して食べやすくしている、ということですね。

たん白加水文化物とは、
大豆や小麦などのたんぱく質を酸や酵素で分解して作るうま味成分のことです。

出典:
ドレッシングの日本農林規格
タンパク加水分解物とは?原料は?何に使うの? | 味の素株式会社


”マヨネーズ”と”マヨネーズのような”もの

マヨネーズの大御所、キューピーの商品サイトを見ると
沢山のラインナップが並んでいます。

よく見ると、商品名に「〇〇マヨネーズ」と書いてあるもの書いてないものがあります。

例えば、

マヨネーズと書いてある商品
キューピー平飼い卵マヨネーズ
キューピー卵を味わうマヨネーズ
キューピーからしマヨネーズ
キューピー燻製マヨネーズ

商品ページに記載されている原材料を見ると
JAS規格に適合していると思われます。

<マヨネーズと書いてない商品>
ライト(カロリー80%カット)
キューピーエッグケア(卵不使用)
GREEN KEWPIE植物生まれのマヨネーズタイプ
免疫ケア 酢酸菌GK-1マヨネーズタイプ

オイルの量を減らしたり、卵を使用していないけれど
マヨネーズらしい風味や口あたりを感じられる商品のようです。
アレルギー体質の人やカロリー制限をしたい人にも
マヨネーズを感じられる商品を届けたい、というメーカーの工夫の産物。
つまり、それだけマヨネーズを愛して
「マヨネーズを食べたい」と思っている人が多いのだな、と感じました。

出典:商品検索 | 商品情報 | キユーピー


マヨネーズはドレッシングの仲間

マヨネーズは「JASのドレッシング規格」で定義されています。
つまり、ドレッシングの一種。

ドレッシングは粘度や液体の状態によって3つに区別されています。

1.半固体状ドレッシング
固体でも液体でもなく
粘度が30パスカル・秒以上のもの

マヨネーズはここに入ります
マヨネーズより油の割合が少ない
“サラダクリーミードレッシング”もここに入っています。
スプーンですくうと“もったり”とした感じ。

2. 乳化液状ドレッシング
油と水分が混ざって乳化した状態で
粘度が30パスカル・秒未満のもの
シーザードレッシングやコールスロードレッシング、コブサラダドレッシングなどが該当します。
スプーンですくうととろみはあるけれど、トロトロと流れる感じ。

3. 分離液状ドレッシング
油と水分が分離した状態のもの
フレンチドレッシング、イタリアンドレッシング、レモンドレッシングなどがあります。

フレンチドレッシングは分離液状の商品と乳化液状の商品があり、
練りごまのドレッシングもサラダクリーミードレッシングもあれば乳化液状もあります。

ドレッシングを選ぶ際、原材料に加えて(とろみはどのくらいかな?)と疑問に思ったら
商品の裏のラベルを見ると
サラダクリーミードレッシングもったり
乳化液状ドレッシングトロトロ
分離液状ドレッシングシャバシャバ

などと書いてあるので参考になります。

出典:うんちく | 全国マヨネーズ・ドレッシング類協会


マヨソースが美味しいポテトサラダ

マヨネーズの使いかた

ベーコンを炒めたフライパンにマヨネーズを加えてトロトロにしてからポテトサラダに和えてみました。
フライパンの予熱でマヨネーズを温めるのがポイントです。

マヨネーズがとてもゆるくなってじゃがいもをコーティングします。
じゃがいもは完全にマッシュせずにややゴロゴロしているほうが合います。

材料(2人分)

じゃがいも   300g
水       1リットル
塩       20g
ベーコン    40g
玉ねぎ     1/6個
マヨネーズ   大さじ3
黒いりごま   大さじ1
レモン汁    大さじ1

作り方

1. じゃがいもは皮をむき、3cm角くらいに切って水で洗う。
2. ベーコンは7mm幅に切る。
3. 玉ねぎはみじん切りにする。
4. 鍋に水を沸かして塩を加え、じゃがいもを入れて中火で茹でる。
5. フライパンにベーコンを入れて中火で炒め、マヨネーズ、黒ごま、レモン汁を加えて混ぜ合わせる。
6. じゃがいもに竹串を刺してすっと通ったらザルに上げて粗熱をとりながら水気ととる。
7. じゃがいもをボウルに入れ、玉ねぎ、5を加えて軽くつぶす。
8. 器に盛る。

予熱を使うとベーコンから出た脂とマヨネーズがトロリと混ざり合ってぐんと美味しくなります。
ごまとレモン汁で風味と食感をプラス。

ちょっと食べたことのないポテトサラダができあがり!

島根県江津市のお料理教室から


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このブログではオーナー 福田順子がレシピや料理のワンポイント、食材の豆知識などをお届けしています。

取得資格: ABCクッキングスタジオの認定インストラクターとして登録
     ABCクッキングライセンス
     ABCブレッドライセンス
     ABCケーキライセンス
     日本ヘルシーフード協会 ヘルスフードカウンセラー1級
<ディプロマ>
     東京會舘クッキングスクール 西洋料理応用専攻コース修了
     一般社団法人ベターホーム協会 魚料理、肉料理、飲茶、イタリア料理各コース修了

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